LOVE/HATE / ART-SCHOOL
![]() | LOVE/HATE(初回) (2003/11/12) ART-SCHOOL 商品詳細を見る |
ART-SCHOOLです。4人組ロックバンド。
マジすんげえ中二病。
世間で中二病バンドといえばとりあえず名前が挙がるbump of chickenあたりとは比較にならないほどの強烈な中二病をこのバンドには感じるんですよ。それも相当内に篭ったタイプの中二病。超厄介。
サウンドは湿った轟音ギターとやたら動くベースに乗せておそろしく下手糞なボーカルがエモーショナルに歌うスタイル。本当にボーカルは特徴的で、不安定どころの騒ぎではなく、ライブで音外すボーカリストはたまにいて、それですら叩かれるのに、このバンドのボーカルは凄い。何が凄いって音源で既に音が取れてない。すげえ。
基本的にミドルテンポ以上orバックが轟音の曲が多いんでエモーションでどうにかなってる部分もあり(それでも殆どの部分はどうにもなってないんだけど)、まぁ、いいやって思うんだけど、バラード歌うと本当に悲惨です。コレは5年前のアルバムだけど、今は上手くなってるのか?
曲は素直にかっこいい。詳しく言う知識ないけど、M1「水の中のナイフ」の筋の通ったリフとか大好き。ただ、詞はかなり内を向いている。「そうさ いつも光の中 君は淡く揺れていた / そうさ いつも 影の中で 身動きさえも取れやしないんだ」と不安定すぎるヘタレ声で半分叫ぶように歌う様は非常に根暗ロック。「君」を基本的に「手の届かない存在」と仮定して、自分と対比して勝手に自己嫌悪を起こし、最終的にはどこに行けばいいのかわからないエネルギーだけが大量に余ってる、そんな印象を一言で表すならまさに中二病。
そんな中二病エッセンスに加え、M4「BUTTERFLY KISS」やM10「SKIRT」に見られる微妙なエロティシズム、フェチズムな表現はなんとなく初期スピッツを思わせ、そういえばボーカルの見た目もどことなく似てる。
ただ、詞としてはスピッツほど上手くなく、使い回しも多く(何回「光」「焦がして」を使えば気が済むんだ)、やや直線的な感想を持った。
ただ、M12「プールサイド」はその2つのエッセンスが見事に詞として昇華され、繊細な情景と浮遊感、そしてプールサイドというシチュエーション、露骨過ぎない歪んだエロティシズム。間違いなく名曲。
あとはこれ以上ないくらいフックの利いたメロディに露骨過ぎるエロ詞が並ぶM6「アパシーズ・ラスト・ナイト」、見事に思考がダメニートな表題曲M7「LOVE/HATE」がお気に入り。
好きな曲…
M7「LOVE/HATE」
M12「プールサイド」
Mouth To Mouse / syrup16g
![]() | Mouth To Mouse (2004/04/21) syrup16g 商品詳細を見る |
syrup16gが3月1日を持って解散しました。
だからと言うわけでもないですが、syrupのアルバムの中で一番好きなのを。
いずれ他のも書きたいと思いますが・・。
syrup16gはあたたかさを内包する暗さで一部のファンに中毒的ともいえる人気を誇った3ピースバンド。
特にボーカル・五十嵐隆の詞の人気が高いバンドと言える。徹底してリアルで、暗い詞であるにもかかわらず、外への攻撃性があるわけではなく、かといって内に篭るわけでもない。
一言で言えば限りないほどの、誰もその視界に入れない程の「諦観」が持ち味だった。
「だった」というのが正しい表現だと思う。
いつからか、誰に気づかれることもなく、いつの間にかsyrup16gの詞は変わっていた。
リアルタイムのファンではないから、細かくはわからないのだけれど、時系列で曲を追っていくと、どうしてもそう見えてしまう。それが初めて表立って見え始めたのがこの「mouth to mouse」だった。
端的に言い切ってしまえば、syrup16gの詞は「絶望への依存」が根底にあった。自らの絶望や、孤独といった要素に対しての嫌悪感はあるものの、実世界に対する憧れはなく(もしくは完全に諦めており)、どちらに行くことも本意でない、一種のジレンマのような状況がsyrup16gの世界観だったのだと思う。
そんな世界観に希望が差し込んだ時、どんな感情が露見されるのか。その答えがこのアルバムだったのかもしれない。
このアルバムは多彩さが特徴で、音の面では、これまでそれなりにストレートなロックで押してきたこれまでよりも多くのアプローチをしているし、詞の面でも割とあからさまな反戦ソング「パープルムカデ」や、攻撃性をあらわにした「メリモ」など、従来のsyrupよりも外への意識が大きいのが珍しい。
しかし、このアルバムの核は「リアル」と「夢」。
この2曲がそれまでのsyrupとの違いに簡潔に答えを示している。
「リアル」での、"孤独こそがリアル"という認識、そして「夢」の、"夢を叶えてしまったから、君に歌が届かなくなる"という認識。満たされることに対する喪失感。かつて、大人気を博した「reborn」の詞を「リアルではない」と言う理由で気に入っていなかったらしい五十嵐さんらしい考え方である。おそらく、彼にとって満たされることそれ自体が、リアルではないのだろう。
そして、その喪失感は、かつての絶望へ回帰したいという感情に変わる。
それがM13「ハミングバード」でのこんな一節につながっているのではないだろうか。
>思い出せ 掘り起こせ
>土ん中に 埋めたやつ
>くだらなくて はずかしくて
>そこに多分すべてがあったんだ
好きな曲
M10「夢」
M12「メリモ」
隼 / スピッツ
![]() | ハヤブサ (2000/07/26) スピッツ 商品詳細を見る |
日本で「ロビンソン」「空も飛べるはず」を知らない人はいるのだろうか(いたらちょっと凹む)。
それほどに圧倒的なポピュラリティを獲得しているスピッツは、一般的にはポップロックとして知られているが、その原点がパンクにあることはあまり知られていない。
ブルーハーツに衝撃を受け、パンクをあきらめてしまったスピッツは、ギターをアコギに持ち替え、今のようなポップスタイルを作り上げ、今に至るわけで。そういう面もあるのか、初期の歌詞には草野さんに特有のやわらかい表現法の中に確かに歪んだ心象や、シニカルな要素があったと思う。
個人的には『テレビ』や『夏の魔物』、『名前をつけてやる』なんかでモロに感じる。
その後路線をやや変え、完全にポップス路線に入ると、特にシングル曲において、そういった要素を上手く曲の中にうまく隠してしまえるようになっていった。
その後の大ヒットを経て、デビューから10年目に出されたこの「ハヤブサ」は、そういった要素をスピッツが持っていると言う認識があるかないかでは、大きく印象が変わるアルバム。
きっと、一般的なポップバンドとしてのスピッツしか知らない人には受け入れ難いかも。
おそらく、「フェイクファー」から見えてきていた「従来のスピッツから離れたい」というコンセプトで作られたであろうこのアルバムは、曲においても詞においても大きく自己を主張し、今までになかったような表現で聴き手に"迫ってくる"。
"迫ってくる"という表現は、おおよそそれまでのスピッツの曲に似つかわしくない表現であるはずだった。攻撃的なギターに、「ハッと目が覚めて フォーカス合う前に 壁に残った奴の顔」のようなやや嘲笑的な歌詞を投げつける『いろは』、疾走感溢れる轟音サウンドで「クズと呼ばれても笑う」と言い切ってしまう『8823』、エフェクターで歪みまくった声で、思い出せない記憶を探す様子をシニカルに描いた『メモリーズ』に代表されるように、このアルバムは非常に直情的だと思う。
直情的・刹那的なスピッツを許せるかどうか。
それがこの"尖った"アルバムを受け入れられるかどうかのカギになると思う。
・・・でもダメでも『ジュテーム』、『ホタル』あたりはいつものスピッツやってるから安心して良しw
あとストーカーの心情を綴った『holiday』も聴き所かもしれない。
好きな曲
M7「8823」
M10「ホタル」
みなさん、はじめまして
こんにちは。不燃ゴミと申します。
このブログでは日々聴いたアルバムを紹介していこうかと思います。
それも偉そうにレビューっぽいものしちゃおうかな、とか思ってます。
おそらく邦楽が主体になるとは思います。
当方、まったくそっち方面の音楽知識がないもんで、「このギターのディストーションが」とか「ベースのスラップが」とかそういう話はまったく出来ないです。すんません。
ジャンルとかもよくわからないんで、適当に書きます。そりゃもう適当に。
一応、自分の弱点みたいなのを示しておくと、
・轟音ギターにベタメロディ
・疾走感
・歌詞の世界観
って感じです。とくに曲に一貫した世界観があると弱い。
んではみなさんよろしく。
__
っていうか実は以前からCDレビュー的なのをmixiに書いてて、
それが自分ながらウザいなーと思ったからブログ作りました。
実はそんだけです。
好きなミュージシャン
スピッツ、plastic tree、syrup16g、稲葉浩志、ムック、ACIDMAN
このブログでは日々聴いたアルバムを紹介していこうかと思います。
それも偉そうにレビューっぽいものしちゃおうかな、とか思ってます。
おそらく邦楽が主体になるとは思います。
当方、まったくそっち方面の音楽知識がないもんで、「このギターのディストーションが」とか「ベースのスラップが」とかそういう話はまったく出来ないです。すんません。
ジャンルとかもよくわからないんで、適当に書きます。そりゃもう適当に。
一応、自分の弱点みたいなのを示しておくと、
・轟音ギターにベタメロディ
・疾走感
・歌詞の世界観
って感じです。とくに曲に一貫した世界観があると弱い。
んではみなさんよろしく。
__
っていうか実は以前からCDレビュー的なのをmixiに書いてて、
それが自分ながらウザいなーと思ったからブログ作りました。
実はそんだけです。
好きなミュージシャン
スピッツ、plastic tree、syrup16g、稲葉浩志、ムック、ACIDMAN
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